管理人レッドです。
今回は『Maker』という商材について記事にしたいと思います。
結論から言いますとお奨めできるものではありません。
その理由を紐解いていきたいと思います。
特定商取引法に基づく表示
会社名 | 株式会社ONE |
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責任者 | 小礒瑛雄 |
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目7番20号 虎ノ門星野ビル5階 |
電話番号 | 03-4540-0253 |
特商法とは、インターネット上での取引きには、必ず事業者名、代表者名、住所、連絡先などにおいての表記が義務つけられております。表記のない場合は規約違反を犯しているという認識が必要です。
当商材の『Maker』を販売するにあたって義務付けられている特定商取引法に基づく表記についてですが、ご覧の通り、問題はなさそうです。
しかし、表記がしっかりしているからちゃんとした事業者ではないという訳ではありません。
はじめから悪意をもつ事業者は表記を曖昧にすることが多いようですので注意が必要です。
株式会社ONEのHPが存在しない?
どのような事業を営んでいるのか、どのような企業と取引があるのかなど、基本的な情報を調べようと思いましたが、会社ホームページが見つかりません。
ただでさえ設立から間もない実績の無い会社にもかかわらず、会社の名刺代わりになるホームページすら無いので不安になります。
Makerとは
LPから読み取れる情報は以下です。
箇条書きにすると上記の6点です。
Makerは無料広告動画を再生すると収益が発生すると謳われています。
「全員に33,000円プレゼント」「当日に現金が受け取れる」「1日10万円稼げる」などキャッチーな言葉が並ぶだけで、具体的にどんな仕組みなのかが一切わかりません。
「2023年最新副業ランキングNO1」などの記載もありますが、こういった表記は「比較広告」と呼び、必ず数値や事実、比較方法などの明示が必要です。
比較広告が不当表示とならないようにするためには、一般消費者に誤認を与えないようにするため、次の3つの要件をすべて満たす必要があります。
(1)比較広告で主張する内容が客観的に実証されていること。
実証が必要な事項の範囲は、比較広告で主張する事項の範囲です。
実証は、確立された方法がある場合はその方法で、ない場合は社会通念上妥当と考えられる方法などによって、主張する事実が存在すると認識できる程度まで行われている必要があります。
実証機関が広告主とは関係のない第三者である場合は、その調査は客観的なものと考えられます。(2)実証されている数値や事実を正確かつ適正に引用すること。
実証されている事実の範囲で引用する必要があります。調査結果の一部を引用する場合には、調査結果の趣旨に沿って引用する必要があります。
調査結果を引用して比較する場合には、一般消費者が調査結果を正確に認識できるようにするため、調査機関、調査時点、調査場所等の調査方法に関するデータを広告中に表示することが適当です。(3)比較の方法が公正であること。
特定の事項について比較し、それが商品・サービスの全体の機能、効用等に余り影響がないのに、あたかも全体の機能、効用等が優良であるかのように強調する場合、不当表示となるおそれがあります。
社会通念上同等のものとして認識されていないものなどと比較し、あたかも同等のものとの比較であるかのように表示する場合、不当表示となるおそれがあります。
表示を義務付けられており、又は通常表示されている事項であって、主張する長所と不離一体の関係にある短所について、これを表示せず、または明りょうに表示しない場合、商品全体の機能、効用等について一般消費者に誤認を与えるので、不当表示となるおそれがあります。
引用:消費者庁
そういった比較が一切ないため、不当表示にあたる可能性があります。
LPを見る限り、申し込むのには注意が必要な副業案件です。
また、LPからはどんな副業なのか一切わかりません。
Makerの仕事内容を検証してみた
Makerの副業は、スマートフォンで無料広告を再生すると1回1,000円以上の報酬が稼げるとのこと。
年齢は18歳以上なら男女問わず参加できて、即日報酬が銀行振込される即金性も兼ね備えているようです。
初めてこの副業の存在を知った方は魅力を感じているかもしれません。
しかし『広告視聴で稼げる』と謳った副業業者をこちらのブログでも検証してきましたが実際は広告視聴では稼げない副業ばかりでした。
こちらの同じような雰囲気を感じます。
Makerの仕事内容はアフィリエイト
単刀直入に言うと、Makerの副業はアフィリエイトです。
アフィリエイトはポピュラーなビジネスで、実際に稼いでいる人もたくさんいます。
ただ、アフィリエイトで安定的な収益を稼げている人はごく一部です。
生半可な気持ちで始めると後悔するので、慎重に利用検討することを推奨します。
Makerの料金
初期費用:1,980円
有料サポート:20万~240万円
Makerの副業を利用する場合、最初に1,980円でマニュアルの購入を求められます。
マニュアルの購入後、「電話で仕事の説明がある」と告げられ電話サポートへ誘導。
電話サポートではじめて有料サポートの存在を知らされ、20万~240万円の追加費用を請求されます。
Makerの収益保証に注意
本商品は、当社独自の収益保証がございます。本商品受け渡し後に本商品で推奨するウェブサイト内で30日間当社指定作業を行ったにもかかわらず、収益が1円でも発生しなかった場合、本商品受け渡し後45日以内に資料(*1)などのご提出により書籍代金をお客様の指定する銀行口座宛てにご返金させていただきます。
引用:特定商取引法に基づく表記
収益保証は、30日間作業して収益が1円未満の場合のみ適用可能。
つまり、1円でも収益が発生した時点で“収益保証は適用外”という仕組み。
初期費用の回収を約束したものではありませんでした。
返金対象が“書籍代金”という点にも注意が必要です。
返金の対象は、書籍代金の1,980円のみ。
有料プランの加入に投じた費用は返ってきません。
安心できる保証はないことを念頭に置いた上で検討してください。
Makerの口コミ・評価
無料広告を1つ見るだけでなぜ1,000円以上の報酬がもらえるのか?
本当なら嬉しい話ですが、作業に見合う対価とは考え難い数字です。
収益化の仕組みなどの肝心な点については言及がなく、事前には具体的な内容が分からない不気味なオファーでした。
出典:bealeonbroadway
1,980円のマニュアルを購入すると、マニュアルが送られてくるとともに、購入時に入力した電話番号にサポートの電話がかかってきます。
この電話サポートが高額サポートの電話勧誘になっています。
このやり方(「動画を見るだけで稼げる」「スタンプを送るだけで稼げる」など「〇〇するだけで稼げる」という手口)は、消費者庁でも各都道府県に注意喚起がされています。
200万円を超えるようなサポートの電話勧誘もあるようです。
出典:fukugyou
参加登録ということで
まだ何もわからない段階で
電話番号などの個人情報を取られます。詳細すらもわからないのに
個人情報を提供するのは非常に危険です。悪用される可能性もあるし、
電話で高額バックエンドの勧誘をされることになります。
まとめ
消費者庁からの注意勧告がある手口と酷似
電話勧誘による高額販売がある
“無料広告の再生で1日10万円”とありましたが、実際は「アフィリエイト」と案内され、20万~240万円の有料プランへの案内があります。
以上の検証結果から、Makerはお勧めできない案件です。
世の中に出回っている副業案件やネットビジネスオファーは、稼げないものがほとんどです。
中には稼げるのか疑わしい案件も非常に多く出回っており、初心者はどれを信じていいのかわかりません。
むやみやたらに稼げる案件を探しても、優良案件に出遭うことはなかなか難しいです。
焦らずにまずは正しい情報を手に入れてください。
今の時代、副業を始めようか悩んでいる方や、
実際に副業を始めたけれども稼げないオファーに引っかかってしまい、全く稼げない方など様々な方がいると思います。
そんな方の参考になるようにこれからも検証していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
管理人レッド